好きな映画を使ってボキャブラリーを増やす

20年前に見た「恋人までの距離」が大好きです。イーサン・ホークジュリー・デルピーが演じるアメリカ人とフランス人が偶然電車の中で出会い、ずーっと会話しながら過ごす一夜だけを描いた物語。

オーストリアの街を舞台に二人が会話するのが、カフェやクラブ、遊園地、夜の公園など。全く特別でない場所なのでしょうが、「恋人までの距離のシーンをめぐる旅」のようなプランがあったら、その旅行に参加したいくらい素敵な映画です。

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「before sunrise(邦題 恋人までの距離)」「before sunset」「before midnight」という3部作になっているのですが、ご多分に漏れず第一作に一番心を打たれ、これまでに3~4回見ていますが、また見てしまいました。

たわいのない会話が中心で、リスニングの練習になります。

断言しますが、好きな映画は教材にもってこいです。

音楽を聴く時にもよく感じるのですが、聴くたびに新しい発見をすることってありますよね。 映画もそう。こんなシーンだったなぁと感心しつつ、前は日本語字幕で見ていたものを、英語に集中して見る。 こんな風に楽しめる映画にいくつも出会いたいものです。

 

映画をもっと利用する方法

英語字幕で映画を見るのももちろんですが、活字を読むのがおすすめです。

こういう時は、”before sunrise” "script" で検索。 偉大なグーグルではスクリプトが出てくるんです。

幸運にもPDFファイルが出てきたのでダウンロードしてスマホに入れました。

 

DMM英会話の先生との話題で出てきたのが、映画で見るのと本で読むのとどっちが好きかという話。 たまに出る話題です。

日本語での話であれば、本で読む方が断然面白いと思います。完全に理解できるので。 ホラーの「リング」を読んだ時は、想像力が掻き立てられて本当にゾ~っとしたものです。

英語の場合は理解しながら読むのはかなり難しいので、映画を見るのが先になります。

いいなと思った映画を、次は活字で読む。 すると、「こう言ってたのか」と理解ができ、ますますその映画が好きになるというか、自分のものになっていくんです。

今回先生が好きだと話していたのが、指輪物語。日本では「ロード・オブ・ザ・リング」ですね。

作家のトールキンの英語がとても美しいんだそうです。でもやはりファンタジー、マジカルな言葉が多く出てくるので、初心者にはおすすめじゃないとのことでした。ハリー・ポッターも私には難しいので納得しました。

いつかは指輪物語に挑戦したいなと思います。